中央公園の平和モニュメントを撤去・新設 で多くの質疑

 今日開かれた都市整備常任委員会では、中央公園に設置されている平和モニュメントを撤去・新設するために1億6千万円余を増額する補正予算について、多くの議員から質問が出されました。
 平和モニュメントは、本市が「核兵器廃絶・平和都市宣言」を行ったとき、平和思想の普及や意識の高揚を目的として27年前に創られたものです。しかしながら、これまで、議会に特段の報告はなく、あまりに唐突感があったからです。
 市側の説明では、来年度にルートミュージアム構想が稼働し、中央公園エリアを「歴史・文化・平和」をコンセプトとして市を象徴する公園として再整備する中で、平和モニュメントが老朽化していることから、安全性確保のために撤去することになったとしています。

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 モニュメントは高さ約20メートルで外装はステンレスなのですが、内部の支柱は鉄製で腐食が進んで危険な状態にある。建築事業者による調査では、撤去・補修して再設置する場合には2億円を要し、補修による延命は困難と判断されたということです。8月末には、有識者からの意見聴取もしており、それらを踏まえて新たなモニュメントをつくるとしています。
「6月議会に報告すべきだったのでは」との質問も出され、「その時点では制作者の遺族から了解を得られていなかった」との答弁がありましたが、今現在も了解は得られていない、ということです。逆に、その時点で報告していれば、議会側の理解を得て、それを遺族側に伝えることもできたのではないでしょうか。

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 こうしたことから、撤去・新設はやむを得ないと思われます。しかし、新しいモニュメントは、どのようなものにするのか、今現在は何も決まっていません。今のものは、市民からの募金や10名の芸術家によるコンペを経てつくられました。今回は、12月に設計委託をするとされていますが、撤去工事4,500万円、設置工事7千万円とされているのみで、具体的にはどのような手順で新しいモニュメントをつくるのかは不明です。
 先日、2年後に「全国・みどりの愛護のつどい」というイベントを本市の中央公園エリアで行うべく、神奈川県と連携して誘致を進めることが発表されました。それとの関係もあろうかと思われますが、本来的には、まず現状を議会に報告し、議会の意向を把握した上で、次の議会で補正予算を提出するくらいのタイムスケジュールが普通ではないかと思います。「スピード感の重視」が少し行き過ぎているように感じられてなりません。

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