国の方針は、小中学生に1人1台コンピュータですが・・・

 今日の教育福祉常任委員会では、教育委員会に関わる補正予算のうち、校内通信ネットワーク整備事業、4億円余について同じ会派の堀議員が、かなりシビアな質疑を行いました。
 中学校とろう学校において、国が提唱する「GIGAスクール構想」の趣旨を踏まえ、国庫補助を受けて校内の通信ネットワークを整備するものです。GIGAスクール構想は、令和5年度までに「児童生徒1人1台コンピュータ」の実現をするべく文部科学省が定めたもので、国から1台あたり4.5万円、高速大容量の通信ネットワークの整備に1/2の補助が出されます。
 ところで、国では、小中学校すべてを対象としているのですが、なぜ、本市では小学校での整備をしないのか、という趣旨の質問でした。
 教育長からは「小学生に1人1台コンピュータ端末を与えて、どういう教育ができるのか、全く自信がない。パソコンにするか、タブレットにするかも決まっておらず、教材のコンテンツもそろっていない。また、備品となるので校内でしか使えない。今、導入しても技術の進歩は早く、5年後には古くなってしまい、過剰な投資となる可能性もある。まずは中学校でいつもパソコンを使える状況をつくり、小学校は、その様子を見て検討したい」などの答弁がされました。
 これに対して、コンピュータを活用した授業形態が問われたのですが、「例えば、国語の授業で、タブレットを使ってどのように教えるのか様々な工夫をしているが、どの方法がいいのか定まっていない。具体的な使用法が明示されておらず、全国の先生方も暗中模索の状況にある」とのことです。しかし、多くの自治体が手を挙げており、国からは、予想を超えており、減額した要求に変えるよう言われている、と言います。
 さらに、LANの整備には中学校だけで4億円かかり、小学校ではその倍の8億円、全体では12億円を要するとも答えています。また、1台4.5万円の補助が出るのですが、これにはソフトは全く入っておらず、ハコだけであり、その購入費も相当な額になるとのことです。
 さらには、「要綱や規則を定めて、家に持ち帰ることができるようにしたとしても、低所得者の家庭でそれを使えるような環境が整っているのか、生活環境の格差をクリアしなくてはならない。先行する市町村の動向を見て考えていきたい」との答弁があって終わりました。
 聞いていて、教育委員会としての考え方も理解できなくはありませんが、「後ろ向きの仕事はしていない」と言いつつ、多くの自治体が進めている中で、少しく考えさせられる課題です。また、淡々と冷静に質問する1年目の堀議員に対して、厳しい顔、口調で答える教育長の姿は好対照に映りました。

インパチェンス.JPG
 インパチェンスを室内で越冬を試みていますが、このところの暖かさで、こんなに花が咲きました。

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