北九州フェリー就航問題、対応の遅さなど厳しく指摘

 今日は、都市整備常任委員会と教育福祉常任委員会が開かれ、教育福祉常任委員会は終わらずに明日まで延会となりました。
 都市整備常任委員会では、北九州とのフェリー就航に向けてターミナルの建設工事が進められていますが、港運事業者から訴訟が起こされ、さらに市民の不安払拭を求める陳情が出されていることもあって、議会側から市長に説明を求め、それを受けて港運協会との話し合いに立ち会っている田中副市長が出席して答弁にあたりました。

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 陳情は、フェリー就航で近隣住民の生活に悪影響が懸念されるため、その対策を求めるものですが、市側の説明では、大型のトレーラーは最大154台乗るが、下船したトレーラーはヘッドと連結してすぐに出ていく。乗船では、宅配便を集荷してくるため長時間待機することはなく、仮にすべてが待機しても埠頭内で収まり、道路上に滞留することはない。救急医療センターではインフルエンザの大流行の際に夜間の渋滞が発生したが、今後はポートマーケットなど臨時駐車場を確保して誘導員を最大5名配置する。乗下船の時間帯には誘導員を配置して路上駐車を防ぎ交通の円滑化に努める。フェリーと埠頭を結ぶ車路には音を抑えるエキスパンドメタルを設置し、船との接続部分にはゴム状の緩衝材を設置するなどして、騒音は県の基準である50デシベル以下に抑える。当初は埠頭内の照度を上げる計画だったが、一部を取りやめ、住宅側への光は現況と変わらない。住民に対しては、分かりやすく丁寧に説明していく。などとしています。

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 多くの議員から質問があったのですが、副市長もお詫びをしているとおり、住民に対して何度も足を運ぶような姿勢が足りなかったことや、事業者側と協議の不充分さが、今の事態を招いているように感じられました。騒音対策では、今後の調査や就航後に委ねられている部分もあり、対応の遅さも厳しく指摘されました。陳情は、全会一致で趣旨了承となっています。
 また、自動車の積み出しが今後は減少する見込みであるとのことですが、群馬にある自動車会社では茨城県の常陸那珂港と川崎港が主な積み出し港であり、常陸那珂港では港の拡張が終えると水深12mで延長300mの岸壁が2本、野積場は22ヘクタールになるそうで、本市(水深10mで延長400mの岸壁が1本、野積場は3ヘクタール弱)とは規模が全く違います。新車の輸送も本市では1日1往復ですが、2往復できるそうです。ただ、リスク分散からゼロになることはないだろうと予想されています。

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 なお、埠頭内の用地に故意に物件が置かれ、フェリーターミナルの建設に支障の出たことやフェリー就航後は今まで以上に利用調整や管理保全が必要になることから、係留時間の指定や迷惑行為の禁止をするための条例改正が検討されています。

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この記事へのコメント

やまもと
2020年12月02日 21:51
やまもと
2020年12月02日 21:58
報道や港運協会のTwitterでは知ることの出来なかった質疑があり、目からうろこ
が落ちる委員会でした。これで局面が変わったと信じたいです。

あまり議会中継を見ることは無いのですが、議員さんの質問力の差に唖然としました。