夫婦別姓、検討するべき課題は沢山。まずは社会風土の変革

 森・元首相の「女性蔑視発言」の後、ジェンダー平等の話題が盛り上がっています。この点については、妻の私に対する評価は「前時代的、封建的」とたいへん厳しい評価が下されています。
 しかし、夫婦別姓の議論になると、様相が変わります。私が結婚するとき、特に何の相談もせず、新しい戸籍は私の姓にしました。妻も、姓が変わることは「結婚した証」くらいと考えていたそうです。私の息子たちには、結婚するときに「姓はどうする?」と一応聞きました。2人とも夫の姓としましたが、そのとき、妻は「何で、そんなことを聞くのか」と思ったそうです。
 今現在、夫の姓にしつつ、通称で旧姓を使っている人もいますし、離婚しても夫の姓をそのまま名のっている人もいます。
 私は、結婚するとき、全く新しい姓にしてもいいのではないかと思いますが、そうすると、何らかの理由で古い戸籍を追うとき、分かりにくさが出てくる恐れがあります。とすると、現行法どおり、夫婦いずれかの姓にすることが懸命と思えます。
 また、夫婦別姓にすると、子どもの姓をどうするのかが、大きな問題となります。例えば、3人いて、すべていずれかの姓にするのか、1対2に分かれるのか、難しいところですし、夫婦げんかや兄弟げんかの無様な元を作ってしまうようにも心配されます。
 また、今は給料に配偶者手当があり、税制には配偶者控除がありますが、これも見直しが必要でしょうし、健康保険に関わる扶養という考え方も見直しが必要かもしれません。これらを、全く個人を基本とする制度にするという考え方もありますが、その場合、扶養家族という概念も変えることになるのかもしれません。
 元々、今ある制度も、人間の長い歴史の中で編み出されてきたものですから、それを抜本的に見直すことも、あっていいと思います。
 しかし、ともあれ、凡人の私が考えただけでも、これだけ多くの課題があるのですから、法制化には、全国民を巻き込んだ広範な議論が必要であることは言うまでもありません。それまでの間、今の法制度の下では、旧姓を通称として、もっと使いやすい社会風土に変えていくことでしょうか。

春菊.JPG
 春菊。高さが南から順に等差数列で並んでいます。建物の関係で太陽の当たる時間が長い順のようです。

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この記事へのコメント

やまもと
2021年03月20日 21:39
選択的夫婦別姓にどれだけの需要があるのか疑問です。

賛成か反対かでアンケートをとると、賛成も相当多いという。しかしこれは需要を表していない。
別姓が認められたとしても自分はしない。だけど選択的だから反対する理由が無い、というグループから賛成票を奪うトリックに思える。

選択的夫婦別姓が認められたら、あなたは別姓にしますか?、でアンケートを取るべき
そういうアンケートじゃなければ、需要が見えてこない。