復興事業が進み、巨大な防潮堤が造られましたが・・・

 東日本大震災から10年を過ぎました。地震直後は、本市でも余震が続き、市域の半分くらいが停電したのですが、我が家は停電せず、自宅で津波が襲ってくる光景をテレビ中継で見ていたことを思い起こします。
 そして、10年が経ち、被災地の様子は大きく変わりました。多くの巨大な堤防が建設されましたが、その是非があちこちで問われているようです。生活する場から海が全く見えなくなって、コンクリートの壁だけがそびえ立っている。堤防を造るか、景観を残して高台へ移転するか、住民の間でも意見は分かれたそうですが、国の補助金が高台移転のための道路整備にはなく、堤防造築しか出ないことから、その選択肢しかなかったという報道もされていました。
 高さ10メートルもの堤防を築いたというのですが、その場での津波の高さは15メートルあったというのですから、前回と同じ規模の津波が来れば、その堤防は全く意味をなしません。しかも、三陸地方は30~40年に一度くらいの割合で大きな津波に襲われています。
 過去の教訓から集落全体で高台に住居を移していた場所では、被害がなかったという実例が数多くあります。日常暮らす場に美しい景観を残し、たとえ津波が来ても生活の土台までは崩れることのないような街づくりをした方がいいのでは、と思えてなりません。
 公共事業のあり方そのものが問われていますが、これには復興特別所得税が充てられています。あまり知られていませんが、私たちが納める所得税に2.1%を乗じた額を毎年支払っているのです。

防潮堤1.jpg
 写真は、岩手県のホームページより

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この記事へのコメント

やまもと
2021年03月11日 23:33
神奈川新聞3月10日の報道では、横須賀市の津波避難施設は8件あるとのこと。
8件というのは記事によると避難ビルの件数です。それならばすべて東京湾側に偏在しています。中央地区4件、久里浜地区4件。
つまり横須賀市相模湾側の津波避難施設件数は0件だということです。何も無いのです。

ちなみに、他の相模湾側市町の津波避難施設の数は、同報道によると、葉山町26、逗子市55、鎌倉市54、藤沢市139、茅ヶ崎市176、平塚市78、大磯町21、二宮町15、小田原市90、真鶴町5、湯河原町29、とのことです。
そして横須賀市は0です。

なぜ、10年もこの状況を、横須賀市も市議会も放っているのか、まったく、どのように理解してよいのかわからない。

避難施設が必要無いほど、横須賀市の相模湾側は津波から安全な地域ということなのでしょうか???。
hoge
2021年03月12日 20:30
避難ビルがたくさんあると安全なんですかね(失笑)